2013/06/14 [コラム] スタンディング デスク? 呼び名に違和感

最近日本でも外資系企業や大学教授室、IT企業などで注目を集めている「スタンディングデスク」。スウェーデンがパイオニアのSit & Stand®デスク(=スタンディングデスク)を2002年より日本に紹介してきた私としては、嬉しい限りです。

ところで、常々疑問に思っていることがひとつ。それは、スタンディングデスクという呼び名について。「スタンディング」というと、「立ちっぱなし」という意味に聞こえるのは私だけでしょうか。

私たちは、Sit & Stand®デスクと呼んでいます。「Sit & Stand」とは「立ったり座ったり」という意味。自分の身体の状態や作業内容に合わせて、デスクの高さを電動で自由に昇降しながら使えるデスクの名称としては、こちらの方がぴったりだと思うのですが、皆さんはどう思いますか?

巷には日本語英語がはびこっていて、例えば「ナイーブな人」というのは「心が繊細な人」というポジティブな意味で使われることが多いようです。でも英語で「ナイーブ」は「無知で思慮深くない」というネガティブな意味。

というわけで、「スタンディングデスク」は私にとって違和感がある呼び名なのです。ただ、ウェブサイトの検索キーワードでは「スタンディングデスク」の方が上位なので、現時点ではサイトなどでもそちらを併記しているのですが……。でも私の本心は、ここ日本でもぜひ、「Sit & Stand®デスク」という名称を広めていきたい! そう祈って10年が経ちました。さて、10年後にはどちらの呼び名が定着しているでしょうか。