2013/04/03 [コラム] The danger of sitting 「座りっぱなしは危険!」

blog01

「長く座りっぱなしの人ほど早死にする」。この恐ろしいタイトルの記事が昨年、アメリカの老舗オピニオン雑誌『The Atlantic』に掲載されました。ショックを受けた読者は多いはずです。記事を見つけた私は、「やれやれ、ようやく気づいてくれたの?」という思いに……。

私がよく行く北欧では、Sit & Stand®デスク(日本では昇降デスクとかスタンディングデスクと呼ばれています)は30年以上も前に開発され、今ではどの分野のオフィスでもほぼ100%、このデスクが使われています。PCがないオフィスはないのと同じで、Sit & Stand®デスクがないオフィスは北欧にはないのです!

ヨーロッパでも近年、先進的でトレンディーなオフィスに導入され始めました。アメリカでは、まだ認知度は低いようです(ちなみに、巨匠へミングウェーは小説を執筆する時は立ち、読む時は座っていたそうですよ!)。ただ、アメリカでも事情は急速に変化しています。

多くの起業家を輩出しているスタンフォード大学の近く、シリコンバレーにある「Facebook」社の本社では、社員全員にSit & Stand®デスクが導入されたという導入事例を昨年インターネットで見つけました。

私たちスカンジナビアン モダンは、12年前から日本にSit & Stand®デスク(スウェーデン製)を紹介しています。2001年、このデスクにスウェーデンで初めて出会った時、ビビッと体に電流が走りました。「これだ! 日本のオフィスを進化させる夢のデスクだ!」。私は一瞬にして恋してしまったのです。「人が最優先」のスウェーデンの考え方がまっすぐに私の心に伝わってきました。

この高機能、高品質のデスクは、オフィス内の生産性の向上やコミュニケーションの活性化を実現するツールとして経営者側にもメリットがあることはもちろんですが、使う人の健康、特に腰痛、頸椎痛によいと大きな注目を浴びています。

The Atlantic誌の記事にもどりましょう。オーストラリアで20万人以上のオフィスワーカーを対象に、「座りっぱなし」でいる時間と3年以内に死亡する確率性の因果関係を探る調査・研究を行ったところ、1日11時間以上座っている人は4時間以下の人より3年以内に亡くなるリスクが40%以上高いというショッキングな結果が導き出されたというのです。つまり、「座りっぱなし」は身体にダメージを与え、死亡するリスクが高まるという報告です。そしてこの記事は、「座りっぱなし」は本当に、本当に、本当に「体に悪い」と締めくくっています。

これからもSit & Stand®デスクに関する話題をドンドンご紹介していきますね!

The Atlanticの記事(英語)はこちらへ
http://www.theatlantic.com/health/archive/2012/04/confirmed-he-who-sits-the-most-dies-the-soonest/256101/
   

オーストラリアでの調査研究(英語)はこちらへ
http://archinte.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1108810