ABB日本ベーレー株式会社<改修>
業種:重電・産業用電気機器/機械/商社 フロア面積:250m² 社員数:225名 導入時期:2009年5月
昨年2019年の10月19日にご担当者から突然のメールが来ました。「台風19号で床上1.2mの浸水により1階にある工場及びオフィスエリアと共にカフェも甚大な被害を受けてしまった」。
2009年にそれまでの社員食堂から、リラックスでき、自然とスタッフが集まる温かくかつスタイリッシュなスペース,「The Cafe」に生まれ変わってから10年経った時でした。
床はもちろん、1.2Mまでの高さの浸水により壁も造作物も全て新規にしました。什器を撤去、洗浄・消毒はもちろん、その後の乾燥を待って工事着工となりました。
新たな仕上げのデザイン、施工、什器搬入。1ヶ月半で”カフェを再開”という超スピードスケジュールでした。これには厨房の業者さんのひとからならぬご尽力をいただきました。
日替わりメニューのランチと午後のカフェの時間を毎日楽しんでいたスタッフの方々は、この台風の被害でコンビニ弁当などでランチを凌ぐことを余儀なくされていました。
冬の寒さと、毎日の復旧作業で疲労が溜まっているスタッフの皆様に希望を持って欲しいと、特にデザインを先行しました。
春には大きな窓から見える雄大な富士山と桜並木という素晴らしい景色を借景できるので、メインフロアーには桜パターンの床材を使い明るくしました。
ピンクの桜の満開、5部咲き、グレーの桜の満開、5部咲きというパターンを組み合わせて、桜道を演出しました。
エントランスエリアはヘリンボーンパターン。ソファベンチエリアは英国調のウッドパターンとゾーニングし、それぞれのエリアで気分に合わせてエンジョイしてもらう設計にしました。
今回の挑戦は、今までの長方形の食卓テーブルではなく8人掛けのΦ1600と5人掛けΦ1400の大きな丸いテーブルを導入したことです。
丸いテーブルに座ると、人々は自然に和やかになります。以下のコメントにもあるように大成功でした。
入り口のウッドフェンスと花を植えたプランターも新しくし、ルーバーは磨きをかけ塗装して生まれ変わりました。
お客様のご要望
食堂は、本日より無事営業再開いたしました。
社員の反応は上々で、
「こんなに変わると思わなかった!」
「全体的に落ち着いた色彩で、以前より広くなったような気がする」と
好感触なコメントが多く聞かれました。
円卓も思った以上に気軽に利用されていて、
隣の方と話すのにも近すぎず、遠すぎず、いい感じの距離感が
とても良いです。