エントランスからオフィスエリアの通路:治療後、人生を謳歌している患者のイメージ写真が、お客様をお迎えします。優しいダウンライトと白樺バーチのフローリングで温かさを演出。カフェエリア:高層ビルからの眺望を眺めながらのコーヒーは、心身をリフレッシュさせます。社員の皆様、来訪者が集うカジュアルな空間です。
キッチンエリア:人が集まるように意識して設計したカウンターエリア。食器、キッチン用品は全て収納内に収めることをモットーにしました。ブラックの人工大理石カウンターと、壁のブラック塗装はキャビネットのオーク材とマッチし、スタイリッシュに。カフェエリア外観:アールの間仕切りを形どることで、オフィススペース全体のやわらかさを演出。ロゴカラーのオレンジをグラデュエーションしたフィルムを使い、ナチュラルな光を入れながら、かつ目隠しともなっています。ドアを作らず、どこからもアクセス可能としました。社長席:個室ではなく、社長と社員がオープンなコミュニケーションが取れるような設計に。社長が主に使えるよう、すぐ隣にガラス張りのミーティングルームを配置し、コンフィデンシャルな内容にも対応。シナサンド社のストライプパネルカーテンで適度なプライバシーも確保しました。
執務エリア:ハイパーティションは使わず、できるだけ低いアクリルのデスクスクリーンでオープンな空間に。導線を考慮しつつ、使い勝手のよい収納スペースもバランスよく配置。中左/執務エリア:デスク下を有効に収納として使えるタイプのオフィス什器を選択。半透明で低いデスクスクリーンで、プライベートな空間も確保しました。セミナールーム:透析や血液浄化を連想させる美しい葉脈のイメージを大胆に壁に施したセミナールーム。ありがちな病院や医療のイメージを払拭し、無機質になりやすい部屋をグラフィックで明るく演出しました。セミナールーム:部屋中央にある可動式間仕切りを閉めれば2つの部屋に。プロジェクター用に塗装した壁も機能的で、セミナールームをすっきり見せます。
ミーティングルーム1:本社、支社の都市名を部屋名としてつけた会議室のひとつ。スウェーデンらしい白木バーチのテーブルと椅子。モダンで温かに来訪者をお迎えします。ミーティングルーム2:レセプションエリア内に設けた、簡単な打ち合わせルーム。機能性かつデザインのある什器を取り入れつつ、ここでもウェルカムな気持ちを表すインテリアに。レセプションエリア:CIカラーのブルーに発色ロゴが映えるエントランス。内線電話リストはカッティングシートで壁に直接貼り、デザイン性あるレセプションに。
お客様のご要望
2006年にグループオーナーが変わり、日本市場への積極的な投資計画が打ち出されたのを機に、社員全員のモチベーションを高め、「新生ガンブロ」として一丸となる為、オフィス移転を決意。
「居るだけでエネルギーが吸い取られるようだった」旧オフィスを明るく、楽しく、厳しく、そして元気なオフィスにしたい。また、スウェーデン企業らしさや、医療に携わる企業としての清潔感や信頼性を表現できるようなオフィスレイアウトをご希望。
レイアウトのポイント
隅田川の眺望を活かし、窓際の自然光を取り入れるようデスクを配置。旧オフィスにあった多くのハイパーティションを全て取り除き、ガラスを多く使いオープンで明るいオフィスを目指しました。
ガンブロ社のCIカラー(ブルー、ライトブルー、オレンジ)を各所にアクセントとして取り入れ、カラフルかつ邪魔にならないデザインを演出。 カフェエリアはコミュニケーションの場としても使えるよう、スペースを大きくとりました。