BrewDog 六本木店

BrewDog 六本木店

業種:飲食店 フロア面積:211.52m² 導入時期:2014年3月

2019年8月改装

 
 
 

エントランスからの眺め。奥へとまっすぐに伸びる英国製アンティークレンガ造りのバーカウンターの長さは、圧巻の7.4m(L字ストレート7.4m+短辺2.3m=9.7m)。照明を効果的に活用し、モダンな雰囲気に仕上げました。クラフトビールに関する豊富な知識とスキル、熱い情熱をもつスタッフの皆さん。バーカウンター内は作業がしやすいよう、スペーシャスに。バーカウンター内のクラフトビールボトル専用棚の下には、調光できるLED間接照明を設置。1席3人掛けのブースのベンチは、新潟産の古材パインウッドとBrewDogブルーのクッションで造りました。バーカウンターは基本的にビールのオーダーと支払いに使われるのですが、カウンターの高さが外国のかたにはちょうどいいのか、そこで飲み出す人もあり。

来日中の英国BrewDogのオペーレーションディレクター。美しい壁面の業務用冷蔵庫。英国の学校で使われていたジムの床材を施主手配で輸入し、日本の大工が形にしました。10個のビールサーバーコック部分の壁に採用したステンレスが床材と絶妙にマッチしています。2014年3月に六本木にオープンしたBrewDog Roppongiのファサード。築100〜150年を経た英国のロンドンイエローのレンガを約10mの腰壁に使用。ややもすればゴテゴテしたアンティーク調になるところを、照明効果などでモダンに。レトロの白熱球のあかりが、脇役レンガを主役にします。

長さ4.8mのロングベンチはエントランスのブースと同様、新潟産のパイン古材を特注し、ステインで仕上げました。BrewDog UKと同じサプライヤーから施主様自身が輸入された家具とマッチしています。赤いロングベンチにゆったりと腰掛け、ワインのようにゆっくり味わえるこだわりのクラフトビールを堪能しながら、気の合う仲間と語り合う……至福の時間。H1170mmと日本人にはちょっと高めのバーカウンターも、スケルトンの天井CH3450mmにはちょうどいいバランスです。バーカウンターのあかりには、グリーンの特注色を使った5個の大きなペンダントライト(白熱電球)を、真下にいても眩しくない位置に設置。

12人が座れるコージーなブースコーナー。エジソンのレトロ電球。天井にケーブルラックを取り付け、約100個のレトロ電球を設置しました。この古きよき「あかり」は、ポストインダストリアルの家具やインテリアとさりげなく調和し、懐かしいぬくもりを演出します。無垢の鉄板を溶接したままの壁面に浮かび上がるBrewDogのロゴ。両サイドにあるメニューバー(デパーチャーモニター表示方式)と緩衝しないよう、一灯のダウンライトを照射しました。

お客様のご要望
英国スコットランドのクラフトビール「BrewDog」のアジア初オフィシャルバーをオープンするにあたり、本国のブランドイメージを再現したい(お客様自らUKで使われている家具を輸入されるなど、空間づくりに対して強いこだわりをお持ちでした)。

レイアウトのポイント
前店舗の解体から始めたプロジェクト。お客様のご要望にお応えし、ブランドイメージを崩さず、ポストインダストリアルスタイルを徹底しました。アンティークレンガを取り入れることで、ややもするとゴテゴテなアンティーク調になりがちなところ、照明や壁、家具を工夫することで六本木という場所にマッチした、モダンな空間に仕上げました。